潮風の中 海上散歩 発達障害児らSUP体験 加津佐

2019/08/21 [00:01] 公開

海上でSUPを体験する参加者=南島原市加津佐町、前浜海水浴場

 長崎県南島原市加津佐町の前浜海水浴場でこのほど、マリンスポーツ「スタンドアップパドルボード(SUP)」の体験会があり、発達障害児らが潮風の中、海上散歩を楽しんだ。
 同市の団体職員、福田亮太さん(30)ら地元サーファー仲間が、マリンスポーツを通した交流を目的に毎夏開催し4回目。社会福祉法人つかさ会(志賀正幸理事長)が、発達障害児の支援・訓練を目的に運営する諫早ワークスのサマースクール参加者ら10人を招いた。
 参加者は初めは恐る恐るといった様子だったが、こつをつかむとパドルを巧みに操って沖へこぎ出した。
 県立虹の原特別支援学校高等部1年の久保湧貴さん(15)は「SUPは意外と簡単だった。立ってこげるようになってうれしい」と笑顔で話した。