北浦・ドンク岩 形変わっても愛着は変わらず

2019/07/28 [14:00] 公開

ドンク岩=長崎市西山、金比羅公園

 ドンク岩と言えば、長崎市西山1丁目の金比羅公園にある岩が有名。でも、同市北浦町の海岸にも、茂木地区の住民が誇る大きなドンク岩がある。
 ドンクとは長崎弁でカエルのこと。地元で昔からそう言い継がれている。60代男性は「子どもの頃は岩の上から海に飛び込んで、肝試しをした」。別の男性は「沿岸から泳いで行ったとよ」と思い出を語る。
 以前は一つの大岩だったが、風化か浸食かで真ん中が割れてしまい、少し形が変わったらしい。今は一見カメにも見えるが、2人とも頑として「おいたちにはドンクにしか見えん」。姿形は変わっても、愛着は変わらない。