長崎県美術館で初のキッズアートフェス

2019/07/10 [11:00] 公開

最優秀賞に輝いた菊地さんの「人生予想絵図」

 長崎市内の小中学生が自由なテーマで描いた絵画の展覧会「キッズアートフェスティバル」が9日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで始まった。最優秀賞に輝いた菊地さくらさん=同市立東長崎中3年=の「人生予想絵図」をはじめ、個性あふれる110点が並ぶ。14日まで。
 子どもたちに美術に触れる機会や発表の場を与えようと、同市の美術研究所「アート・ラボながさき」(赤間龍太所長)が初めて開催。市内の3小学、7中学から計107人の応募があり、赤間所長と同研究所の美術講師1人が審査した。菊地さんの「人生予想絵図」は、モチーフの面白さや感性の豊かさが評価された。
 全応募作を展示。水彩絵の具や色えんぴつ、クレヨン、版画、切り絵などさまざまな画材や技法で、風景や人物、イメージ像などを表現している。赤間所長は「絵画が好きなことや丁寧に描いたことが伝わってくる作品ばかり」と来場を呼び掛けている。

 優秀賞、優良賞の受賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽優秀賞=榮木心海(女の都小1年)戸石洸太朗(同)永友優(女の都小2年)高藤ここね(三重中2年)相川琴音(同)徳永一海(長崎南山中2年)下田晴斗(同)村川小雪(純心中3年)横山みのり(同)城戸彩楓(同)
 ▽優良賞=馬場陽南乃(女の都小1年)赤間美咲(同)松尾詩音(女の都小2年)山本翔(同)大川瑛(同)國知出球衣(西浦上小1年)新留繭(三重中2年)桑原拓実(長崎南山中2年)伊藤陽生(同)市丸翔大(丸尾中3年)駒瑞香(同)浦川楽来(江平中3年)豊田結子(純心中2年)中村千年星(同)大門都和(純心中3年)

小中学生の個性豊かな力作が並ぶ第1回キッズアートフェスティバル=長崎市、県美術館