長崎ラグビースクール 2年ぶり優勝 西海建設杯ミニラグビー 

2019/07/09 [10:37] 公開

【6年生選手権決勝、長崎RS―長与YR】前半、長崎RSがプロップ岩崎(中央)のトライでリードを広げる=長与総合公園運動公園広場

 ミニラグビーの第17回西海建設杯は7日、長崎県西彼長与町の長与総合公園運動公園広場で行われ、6年生選手権は長崎ラグビースクール(RS)が決勝で長与ヤングラガーズ(YR)に20-10で競り勝ち、2年ぶりに優勝した。

 長崎RSは前半開始早々、CTB橋のトライで先制。その後もプロップ岩崎がインゴールに飛び込んで前半を10-5で折り返すと、後半もSO向井と岩崎で2トライを追加した。長与YRは前半終了間際にSO長瀬、ノーサイド直前にCTB梁瀬がそれぞれトライを決めたが、届かなかった。

 大会は健全な体やフェアプレーの精神を育もうと2003年から毎年開いている。今年は約500人の小学生と幼児が参加。6年生選手権は7チームによる予選から決勝、5年生以下は学年別の交流戦(2年生以下はタグラグビー)を実施した。

 ■攻めて昨年のリベンジ

 3年連続同カードになった6年生選手権の決勝は長崎RSが制した。10-20で敗れた昨年のスコアをそのままひっくり返してリベンジ。主将のSH北嶋は「よく声が出ていた。練習から気合を入れてやってきたのでうれしい」と声を弾ませた。

 早い時間帯に先制に成功。その後もグラウンドを広く使って優位に立ち、ボールを失っても、素早いタックルからのターンオーバーなどで攻撃の時間を長くした。荒木監督も「しっかりやってくれた。誰かが抜かれてもカバーする選手がいた」と納得の試合運びだった。

 長崎RSは1971年から活動。「チームのために助け合う大切さ」を共有できるチームを目指している。この日2トライを挙げたプロップ岩崎は「トライできたのはみんなのおかげ。もっと強くなって、笑顔も忘れないようにしたい」と満足げだった。

6年生選手権で優勝した長崎RS