オムライス日本一決定戦 準グランプリ

2019/06/26 [00:02] 公開

県産食材にこだわった「長崎雲仙オムライス」

 イタリア風カフェ・バー「テラスフィールド」(長崎県大村市東本町)の山口祐一店長(35)らは25日、5月に東京で開催されたオムライスの日本一決定戦「カゴメ オムライススタジアム」(カゴメ主催)で準グランプリに輝いたと大村市役所で園田裕史市長に報告した。

 「オムライススタジアム」には、地方大会を勝ち抜いた全国10店舗が出場。2日間で1万2千食以上が提供され、来場客らの投票で日本一を決めた。

 山口店長は県産食材にこだわった「長崎雲仙オムライス」で出場。ドレープ(ひだ)状にした卵を雲仙岳に見立て、ライスには島原半島産のジャガイモを混ぜた。ソースは畑をイメージした長崎和牛を使ったボロネーゼで、県産野菜を添えた。

 カゴメの増田和俊九州支店長も同席し「地域特性あふれるオムライスで客の心を射止めた。これからも長崎や日本を代表するものを作ってほしい」と話し、山口店長に準グランプリのトロフィーを手渡した。オムライスを試食した園田市長は「卵が柔らかくてソースも良く合っている。オール長崎のオムライスが大村や長崎県の売りになれば」と受賞を祝った。

 山口店長は「生産者と消費者の間に立つ料理人として、長崎の野菜や肉のおいしさをどう伝えられるか考えた。これからも料理を通じて人に喜んでもらえる活動に取り組めれば」と話した。「長崎雲仙オムライス」は同店で1200円で提供している。

準グランプリに輝いたテラスフィールドの山口店長(中央)=大村市役所