障害者と車いすボウリング 交流大会「支援の心生まれる」

2019/06/24 [00:01] 公開

車いすボウリングを楽しむ参加者=長崎市、長崎ラッキーボウル

 車いすボウリング大会が23日、長崎市大橋町の長崎ラッキーボウルであり、障害者と健常者計約40人がスポーツで交流を図った。

 身体障害者や支援者らでつくる市内のグループ「ロリーポップ・ネットワーク」が、車いす利用の大変さを健常者にも体験してもらうとともに、気軽に楽しめる障害者スポーツで交流を図ろうと、メンバー以外にも声を掛けるなどして初めて開催した。

 車いすボウリングは、車いすを操作して投球することを除けば、通常のボウリングと同じスタイル。参加者は車いすからピンを狙って投球し、ストライクが出ると、仲間とハイタッチをして盛り上がった。グループメンバーで、車いすボウリングを初めて体験した山崎昭人さん(35)は「方向を定めて真っすぐ投げるのが難しかった」。メンバーで、日ごろ車いすを使っている浜上なぎささん(57)は「皆と同じように競技を楽しむことができてうれしい」と話した。

 森内浩代表(57)は「体験することで車いすの大変さを知り、車いすの支援の心も生まれる。今大会を機に、一般参加も増やしながら県内各地で開催したい」と語った。