甘かよ!御厨ぶどう 松浦 出荷始まる

2019/06/18 [00:04] 公開

出荷を前にブドウの粒の大きさや形などをチェックする生産者=松浦市星鹿町、JAながさき西海牟田選果場

 松浦市特産品の「御厨(みくりや)ぶどう」の出荷が17日、始まった。今年の生産量は約30トンが見込まれ、7月中旬から8月の盆前にかけて出荷のピークを迎える。

 御厨、星鹿両町の生産者12戸でつくるJAながさき西海松浦地区御厨ぶどう部会(末武厚部会長)が、主に「巨峰」「安芸クイーン」「シャインマスカット」を栽培。「御厨ぶどう」は糖度は18度以上で、玉太りが良いのが特長という。

 初日は部会の2農家が「巨峰」「安芸クイーン」を詰め合わせた計約220箱を長崎、佐世保の市場に出荷した。末武部会長は「今年は天候に恵まれ、高い糖度のブドウに仕上がった。お中元などの贈答品としても人気がある」と話した。今月末からは「シャインマスカット」の出荷も始まる。

 同部会は毎年、市内で「御厨ぶどうまつり」を開いており、今年は7月27日と8月3日の午前9時から、志佐町の道の駅「松浦海のふるさと館」で開催する。