柔道 男子 南山と日大がリード 女子 長崎明誠のV12濃厚

2019/05/22 [13:18] 公開

団体、個人ともに上位の競り合いが予想される男子の長崎南山と長崎日大=長崎市、県立総合体育館

 団体に男子19、女子11校がエントリー。個人は男女各7階級で競い、男女とも団体優勝校と個人の各階級1位がインターハイに出場する。(6月1、2日・諫早市小野体育館)

 =男 子=

 団体は長崎南山と長崎日大がリード。五島、長崎東などが追う。

 長崎南山は昨年11月の県新人大会、今年1月の全国高校選手権県予選決勝で長崎日大に競り勝った。横山、江藤に加え、3月の全国高校選手権81キロ級3位の西垣らが成長。6年ぶりのV奪回を狙う。

 長崎日大は大型選手こそ少ないが、一人一人が着実に技術を磨いてきた。主将の老野、全国高校選手権66キロ級3位の池崎ら3年生の奮起が鍵を握る。荒木が引っ張る五島、梅野が軸の長崎東は今季二つの県大会で4強入りした。

 個人は西垣、池崎とともに全国高校選手権で3位入賞した60キロ級の田中(長崎南山)らに注目。81キロ級は西垣、老野を中心にレベルの高い優勝争いになりそうだ。

 =女 子=

 団体は3月の全国高校選手権5位の長崎明誠が抜けている。順当ならば、12連覇は濃厚か。

 長崎明誠は夏のさらなる全国上位進出へ向けて準備している。力強さが増した坂口、安定感のある山本が柱。昨季から主力を担う2人に加え、2年生の川口、川崎も県外遠征などで力をつけてきた。

 続くのは鎮西学院、長崎日大、五島、創成館、長崎女など。本格的な強化を進めているチームも多く、昨年11月の県新人大会個人で創成館の松崎が57キロ級、五島の出口が48キロ級でそれぞれ優勝している。

 個人は長崎明誠勢に他校の有力選手が食い込めるか。52キロ級は昨夏の東海インターハイ5位の古里をはじめ、高屋、吉田の長崎明誠勢を中心に接戦が予想される。