空き店舗をシェアキッチンに 諫早・開発会社が開業支援

2019/05/21 [00:09] 公開

四つのL字形カウンター付きキッチンと来店客用の共有テーブルの「シェアキッチン」型ショップ(四面みらい開発提供)

 長崎県諫早市の諫早駅に近い永昌東町商店街内の空き店舗をリノベーション(改装)して、4店舗のキッチンと共有テーブルを備えた「シェアキッチン」型のチャレンジショップ出店者の募集が20日、始まった。運営する同市の開発会社「四面みらい開発」(本田一修社長)は「駅から諫早神社に至る“参道”沿いの好立地。諫早が好きで、やる気のある人が、少ない資金で開業する支援をしたい」と意気込む。

 2022年度の九州新幹線長崎ルートの暫定開業を見据え、諫早の魅力を発信する飲食店などを誘致しようと、会社経営者4人が昨年6月、同社を設立。名物のウナギと地酒を味わえる店舗が同11月に開店した。第2弾の今回は、県内で珍しい「シェアキッチン」によるチャレンジショップに挑む。

 ショップは、同商店街内の英会話教室跡(約66平方メートル)に飲食店4店舗(スナックなどの接客業は除く)が出店できる。同社負担で改装し、テーブルやいすを備え付ける。冷蔵庫やガスこんろ、シンクは無償で貸し出す。利用料は月7万5千円(共益費込み)。

 募集締め切りは6月14日。同16日の説明会を経て、同月末に出店者を決定。開店は9月初めの予定。出店者が個別に独立を希望する際、諫早商工会議所と連携して創業サポートも行う。応募問い合わせはミヤマディベロップメント(電0957.47.8229)。