諫早カーネーション出荷ピーク 色とりどりの花全国へ

2019/05/09 [00:06] 公開

出荷のピークを迎えた「諫早カーネーション」=諫早市、JAいさはや飯盛カーネーション集出荷施設

 12日の「母の日」を前に、長崎県内最大のカーネーション産地、諫早市飯盛町では出荷作業がピーク。8日、同町後田の集出荷施設では、明るい紫赤色の「あこがれ」など、色とりどりの花が箱詰めされ、東京や大阪、広島、福岡などに送り出された。昨年の10月から今月末までに、約430万本の出荷を見込む。
 JAながさき県央によると、同町内では七つの農家が計約4.04㌶のビニールハウスで栽培。薄紫ピンクの花が大きく、見栄えがする「だいすき」など、県オリジナル品種を含む約30品種を「諫早カーネーション」ブランドで出荷している。
 同県央諫早カーネーション部会の朝倉陽平部会長(37)は「今年もボリューム感のある花を無事に送り出せた。感謝の気持ちをこめてお母さんに贈ってもらえれば」と話している。