日本代表ら63人が汗 「なぎなたのまち」松浦・青島で合宿

2019/05/05 [09:36] 公開

なぎなたの日本代表や全国の強豪チームが集った「青島錬成会」=長崎県松浦市星鹿町、青島小中学校体育館

 「なぎなたのまち」を掲げる長崎県松浦市の離島・青島になぎなたの全国の強豪校が集い、3日から2泊3日の日程で、強化合宿「青島錬成会」(市教委など主催)が実施されている。7月にドイツで開かれる世界大会に出場する日本代表4人を含む9団体の63人が参加。島で民泊をしながら密度の高い稽古に励んでいる。

 合宿は松浦市が進める「わがまちスポーツ推進事業」の一環で、今年で4回目。今年の参加者は過去最多となった。

 地元の松浦高のほか、春の全国選抜大会で優勝した沖縄県立首里高、強豪の出雲北陵高など全国トップレベルの高校生、大学生、社会人が参加。合宿では練習相手を変えながら、基本稽古や実戦形式のかかり稽古などを繰り返し行い、汗を流している。

 日本代表として世界大会に出場する愛知県の会社員、加藤大貴選手(33)は「合宿に参加しているのは紛れもなく全国トップクラスの選手。技だけでなく、練習に臨む姿勢など学ぶことは多い」と話す。

 合宿2日目の4日には「アジフライの聖地」宣言をした市から昼食にアジフライの差し入れがあり、参加者たちは練習のつらさをしばし忘れ、揚げたての味に舌鼓を打っていた。