永瀬七段3連勝 タイトルに王手 将棋叡王戦第3局

2019/05/05 [00:27] 公開

対局する高見叡王(右)と永瀬七段。立会人は深浦九段(後方中央)=長崎市、史跡料亭花月

 高見泰地叡王(25)に永瀬拓矢七段(26)が挑戦している将棋の第4期叡王戦7番勝負(日本将棋連盟、ドワンゴ主催)の第3局が4日、長崎県長崎市丸山町の史跡料亭花月で指された。挑戦者で先手の永瀬七段が131手で高見叡王を破り、3連勝した。

 挑戦者、永瀬七段が勝って初のタイトル獲得に王手をかけるのか、高見叡王が1勝して巻き返すか注目を集めた。序盤は速いペースで指し手が進む展開。先手の永瀬七段が優勢に立ち、完璧な指し回しを見せて最後は寄せ切った。立会人は深浦康市九段(佐世保市出身)が務めた。花月内の別会場では、深浦九段の弟子、佐々木大地五段(対馬市出身)らの大盤解説もあり、県内外から詰め掛けた将棋ファン約130人が、熱心に勝負の行方を見守った。

 第4局は11日、広島県廿日市市の「みやじまの宿 岩惣」で行われる。