「令和」の子 元気に産声 諫早・田中さん夫婦の次男 柚葵ちゃん

2019/05/02 [10:05] 公開

生まれたばかりの柚葵ちゃんを囲み笑顔を見せる(右から)千明さん、大貴さん、颯真ちゃん=長崎市矢上町、池田産科-YOU-婦人科医院

 「柚葵(ゆずき)、会いたかったよ」。母親の田中千明さん(27)=長崎県諫早市=はおなかから出てきたばかりの次男、柚葵ちゃんにいとおしそうに声を掛けた。

 出産予定日は7日だった。平成最後の日の4月30日夜、夫の大貴さん(29)と冗談で「令和になった瞬間に出てくるんじゃないか」と話していたという。

 すると1日朝に陣痛が始まり、大貴さんの運転する車で長崎市矢上町の「池田産科-YOU-婦人科医院」に向かい、午後0時1分、無事に出産。体重は3140グラム、身長49.5センチの元気な男の子だった。

 名前の「柚葵」は、「柚」と「葵」の花言葉「健康」と「温和」にちなみ、「健康で優しい子に育ってほしい」との思いを込めた。

 令和元年の初日に生まれたことについて千明さんは「私が一番びっくりした」と笑顔で話す。

 大貴さんは「令和を代表するような人になってくれたら」と期待に胸を膨らませた。千明さんはお兄ちゃんになった長男の颯真ちゃん(1)を見ながら「兄弟仲良く育ってほしい」と幼い2人の健やかな成長を願った。