五島市ブランド・ブック完成 写真と文章で魅力表現

2019/05/02 [09:47] 公開

市民レポーター講座の第1期生が作成した「ブランド・ブック」。自然や伝統行事、特産品の製造風景などを紹介している

 五島市民の情報発信力を高める市の事業「市民レポーター育成講座」の第1期生が、同市の魅力を写真と文章で表現した「五島市ブランド・ブック」を完成させた。「こころが深呼吸」をテーマに、市内の美しい風景や穏やかな人々の営みを取材して編集。移住希望者に配布するなどして市のPRに生かす。

 同事業は、五島の魅力的な自然や暮らし方を市民目線で発信してもらおうと、昨年スタート。市内の女性4人が、プロのカメラマンや編集者らの講義を計8回受け、撮影のこつなどを学んできた。

 ブランド・ブックとは、地域が目指すまちの理想像を紹介する冊子。受講者4人はグループワークを通して決めたテーマに沿って、海沿いや高台からの景色、伝統行事の様子、地元の農水産物などを撮影した。冊子にはその中から選んだ約50点を掲載している。A5判で36ページ。3月に完成し、市のホームページ上や市立図書館で公開している。

 市は今月15日まで第2期生を募集。ブランド・ブックを制作する「ライターコース」と、CMコンテストの応募動画を作る「Web動画クリエイターコース」があり、定員は各5人(応募多数なら抽選)。市内在住者のみ。無料。応募は住所、氏名、年齢、電話番号、希望コースを記入し、市情報推進課(〒853-8501、五島市福江町1の1)に郵送か、メール(jouhou@city.goto.lg.jp)で。問い合わせは同課(電0959.72.6369)。