長崎・吉富 博久氏(74)無所属・新 食料自給率を高める

2019/04/17 [10:30] 公開

◎質 問 (1)MICE(コンベンション)施設整備(2)新市庁舎整備(3)人口減少対策(4)平和関連施策(5)自己分析

 (1)近隣都市が同様の施設を建てて運営し、赤字が出ているのに、なぜ造る必要があるのか。永久に凍結させる。市の財政状況は硬直化しており、余裕はない。まずは財政を立て直し、雇用を生むための政策を打つべきだ。

 (2)市民生活が安定し、福祉や教育、文化が根付くまで凍結させる。現在計画されている公会堂跡地は防災面で不安があり、19階建ての高層棟は景観も損ねる。現庁舎から桜町公園にかけてのエリアで建て替えるべきだ。

 (3)心豊かに生活できる長崎をつくる。日本の食料自給率は38%と低い。市民の食を支えるため、人工知能(AI)などを活用したり、ワークシェアリングを推進したりして、1次産業を活性化することで、市の食料自給率120%を目指す。長崎港をプレジャーボートの基地やハブ港として整備し、中小造船業の振興も図りたい。

 (4)被爆者健康手帳などを巡る被爆関連行政は市が責任を持つが、平和推進に関わる活動は極力市民に任せる。今は市長が国際会議などに出席するため海外出張しているが、それはやめて、平和活動に取り組んでいる市民を派遣したい。市民が盛り上がるようにしないと本物の運動とはいえない。

 (5)目標を決めるまでは慎重だが、一度決めたら最後までやり遂げるところが長所。お人よしなところは短所かもしれない。