短編映画「記憶の灯」試写会 南島原の良さ知って

2019/04/17 [00:16] 公開

南島原市加津佐町の野田浜海岸で撮影された「記憶の灯」のワンシーン(市提供)

 長崎県南島原市が、市の良さを知ってもらおうと製作したショートフィルムの第2作「記憶の灯(あかし)」(約30分)の完成披露試写会が13日、同市有家町のありえコレジヨホールであり、市民ら約300人が自身や知人が出演した作品を楽しんだ。
 「記憶の灯」は、家族に見放されて南島原市の伯母に引き取られた少年が、同級生の少女ら住民と触れ合ううちに傷ついた心を再生していくストーリー。ロケは1月下旬、野田浜海岸(加津佐町)や大野木場小(深江町)など各地であり、市民キャスト約100人が出演した。
 試写会では、市民の姿が映し出されるたびに歓声が上がり、画面を指さす姿も見られた。監督で長崎市の映像ディレクター、野上鉄晃(てっこう)さん(36)の作品解説もあった。
 鑑賞した南有馬町の主婦、近藤裕子さん(39)は「日常風景が美しく描かれていた。前作同様、見るたびに感情移入するはず。南島原の良さを知ってほしい」と期待を寄せた。
 作品は動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開中。