九州文化学園小中学校で開校、入学式 県北初の一貫校

2019/04/09 [00:23] 公開

手をつないで入場する小中学校の入学生=佐世保市、九州文化学園小中学校

 県北初の小中一貫校、九州文化学園小中学校の開校式と入学式が8日、長崎県佐世保市花園町の同校であり、計37人が1期生としてのスタートを切った。

 市内で大学や短大などを運営する九州文化学園(安部直樹理事長)が、旧市立花園中の跡地に整備。義務教育の9年間で英語、IT、茶道を中心とした日本文化教育を柱にカリキュラムを展開する。初年度は小学1年19人、中学1年18人が入学した。

 小中の新入生は真新しい制服に身を包み、互いの手をつないで体育館に入場した。開校式で安部理事長は「(協力してくれた)人々に報いるために立派な学校にして、『選んでよかった』と思われるようにしたい」とあいさつ。百津眞人(ももつまこと)校長に校旗を手渡した。

 入学式では百津校長が「一人一人の個性を大切にし、勇気を持って新たな歴史をつくりたい」と抱負。新入生らは大きな声で校歌を歌い上げた。

 小学1年の松本みみさん(6)は「もっと英語が上手になりたい。いろいろなことにチャレンジしたい」と声を弾ませた。