障害者招き「観桜交流」 在長崎中国総領事館

2019/04/04 [10:50] 公開

「観桜交流会」で楽しいひとときを過ごす就労継続支援B型事業所「縁」の利用者や劉総領事(右から2人目)ら=在長崎中国総領事館

 長崎市橋口町の在長崎中国総領事館で3日、障害者らを招いた「観桜交流会」があった。大村市の就労継続支援B型事業所「縁」の利用者ら約20人が庭に咲き誇る桜の花を眺めながら昼食を楽しんだ。
 同領事館では先月末、政界関係者や地域住民ら約680人が出席した「観桜会」を開いたばかり。今回の催しは、障害者と交流しようと初めて企画した。
 劉亜明(りゅうあめい)総領事は「長崎各界の友人から寄贈されたたくさんの種類の桜があり、存分に楽しんでほしい」とあいさつ。参加者は青空の下、ビニールシートに座り、談笑しながら弁当を味わった。
 「縁」利用者の永田彩さん(25)は「初めて中国総領事館を訪れ、いい思い出になった」。「縁」相談役を務める吉原壽一日中友好協会長崎支部長(72)は「障害者への心配りがうれしい」とそれぞれ笑顔で語った。