地域の支えに恩返し 西海の演歌歌手 CDデビュー

2019/04/03 [00:01] 公開

CDデビューする西海の演歌歌手 大地 あきおさん

 40歳。「西海市出身の演歌歌手 ほっとけない男」のキャッチフレーズで今月、待望のCDデビューを果たす。「歌を届けることで、西海から長崎を元気にしたい。支えてくれた地域に恩返ししたい」

 西彼町生まれ。10代のころ、カラオケ機器を買った祖父の影響でマイクを握るようになった。25歳で上京。作曲家の内弟子として、発声のレッスンなど修業を重ねた。

 30歳でUターン。しかし、整体院と書道教室を営みながら、高齢者施設や夏祭り、敬老会などで懐メロなどを歌い続けてきた。地道な活動が、上京時に親交があった別の作曲家の目に留まり、プロデューサーも引き受けてくれた。

 自らが作詞も手掛けたデビュー作は、長崎、西海、佐世保を舞台に、大切な人との別れを歌った叙情歌「長崎雨情」。2曲目は「もってこーい」の掛け声が印象的な「長崎どいどい節」。祭りばやし調の元気な曲で「人生の応援歌になれば」と意気込む。