長崎県長崎市外海地区の農業、東洋一さん(82)方で、漬物用にダイコンを割いて干す「タコ干し」が行われ、白いカーテンのような光景が目を引いている。
タコ干しダイコン作りは毎年11月末ごろから。「亡くなった母が作った」という50~60年物の道具「かんころ突き」で、ダイコンを厚さ3~5ミリの縦長にスライスする。
さらに切り目を入れて4、5本の足にしてワイヤに掛け、干からびてくるとまるでタコのよう。妻恭子さん(76)と共に一度に100キロ分を干すこともある。
丸3日干し、独自のタレに数日漬け込むと、歯応えの良い「はりはり漬け」に“変身”するという。
タコ干しは3月いっぱい続く。