地域の歴史学び 心地よい汗 壱岐「原の辻ウォーク」

2019/03/11 [00:00] 公開

 壱岐市芦辺町の原の辻遺跡周辺を歩くイベント「原の辻ウォーク」が9日、同町の原の辻ガイダンスを発着するコースであった。家族連れなど約110人が参加。春の風を感じながら心地よい汗を流した。

 国特別史跡の原の辻遺跡に親しんでもらうことを目的にNPO法人一支國研究会(鵜瀬守理事)が主催。6キロのコースにチェックポイント7カ所を設けた。チェックポイントでは、市内で一番古い木造建築の安国寺と、江戸時代に発見された大塚山古墳でボランティアスタッフが施設について説明。参加者は地域の歴史を学んだ。

 到着後にはだんご汁やぜんざいが振る舞われ、参加者らは温かい料理で疲れを癒やした。

 同町の主婦、平田涼子さん(33)は長女の有希ちゃん(6)、長男の一真ちゃん(1)と一緒に友人らと参加。「天気も良く楽しかった」と涼子さん。有希ちゃんは「たくさん走って疲れた」と話した。

春の陽気を感じながら歩く参加者=壱岐市、原の辻一支国王都復元公園付近