サクラサク 長崎大合格発表 1135人に喜びの春

2019/03/09 [00:03] 公開

 長崎大は8日、一般入試(2次試験)前期日程の合格者を発表した。9学部の合格者は前年より28人少ない1135人。競争率は前年より0.2ポイント高い2.3倍だった。
 長崎市文教町の文教キャンパスでは、午前10時に合格者の受験番号が掲示された。合格者は番号を確認すると、友人と抱き合って喜んだりうれし涙を流したりしていた。
 合格者は男子740人、女子395人。県外在住者は714人で全体の63%を占めた。競争率は歯学部歯学科と医学部医学科が最も高い4.5倍。教育学部特別支援教育コースが1.4倍で最も低かった。
 水産学部に合格した県立長崎北陽台高の竹下愛華さん(18)は「落ちたと思っていたので信じられない。応援してくれた両親や友だちに感謝したい」と涙を拭った。工学部に合格した長崎市小江原4丁目の中尾悠斗さん(19)は「(浪人して)1年間積み重ねてきたことが結果に出てうれしい。化学について深く学びたい」と笑顔を見せた。

番号を確認した合格者は家族や友人と喜び合った=長崎大文教キャンパス