雲仙温泉が最優秀賞 パナソニックの全国PR動画祭

2019/03/07 [00:00] 公開

 全国の自治体や観光団体が撮影したPR動画を上映するパナソニックの動画祭「ルミックス・ムービー・フェスティバル」で、長崎県雲仙市の雲仙温泉観光協会が最優秀賞に輝いた。作品タイトルは「温泉街みんなでおもてなし 雲仙仁田峠プレミアムナイト」。地元の一体感が表現されていたことや夜景の映像美などが評価された。
 動画祭は、「日本を動画と愛で元気に!」をテーマに地域の魅力を発信してもらおうと、同社が昨年秋から全国の自治体や観光団体などに撮影を依頼。解像度の高い4K動画の撮影ができるカメラを貸し出し、一般作品9点、招待作品6点、特別上映作品1点の計16団体・自治体が参加した。
 1月に東京で第1回上映会があり、一般作品を対象に来場者約200人の投票で最優秀、優秀賞を決定。2月の第2回上映会(京都)で表彰式があった。
 同観光協会の作品は、仁田峠を限定開放する夜間バスツアーの様子を撮影。住民の思いを交えつつ、準備に奔走する姿や手を振ってバスを見送る旅館街のおもてなし、参加者とともに笑顔を見せるガイドなどを追った。同社によると、来場者からは「地元の一体感、郷土愛が一番伝わった」などの声があったほか、星空や夜景の美しい映像も高い評価を得たという。
 同観光協会は「大変光栄な賞。映像を見た方々が本物を体験しに雲仙を訪れてもらえればうれしい」としている。動画祭は全国巡回を予定しており、雲仙では今夏の上映会開催を検討している。

雲仙温泉観光協会作品の一場面。バスを見送る地域住民(同観光協会提供)
仁田峠から見た夜空と夜景(同観光協会提供)