手作り古布のひな人形 にぎやかに 西海・中野さん宅

2019/03/03 [09:52] 公開

 長崎市西海町の手芸講師、中野英子さん(74)は、古布で作った多くのひな人形を自宅に飾っている。
 室内には、毎年春になると出す五十数年前の七段飾りのほか、約100年前の着物地で作ったひな人形がずらりと並ぶ。
 幅10センチほどの「貝びな」は以前訪れた青森県でもらった貝殻を土台にしている。「立ちびな」は昨年、3カ月かけて作った自信作。土台となる体の寸法を測って着物を作ったが、着せてみるとしっくりいかず、何度かやり直して出来上がった。「手がかかった分、愛着がある」と目を細める。
 「昔の布はきらびやかではないけれど、落ち着いた色合いが魅力」。3月10日ごろまで飾る予定で、多くの人に見に来てほしいという。中野さん(電095.884.0247)。

手作りのひな人形を自宅に飾っている中野さん=長崎市西海町