有明青果市場閉鎖 高齢化と後継者難で

2019/03/01 [00:00] 公開

 長崎県島原市有明町大三東の有明青果市場が28日の取引を最後に閉鎖した。運営する有明青果協同組合(大津幸雄理事長)によると、4人いる理事の高齢化や後継者不足のため業務継続が困難と判断した。
 県農産加工流通課によると、同市場は1963年に開設の民間市場。
 大津理事長は、有明青果市場に農産物を卸していた生産者の多くは、島原市内の別の青果市場と並行して取引していたため影響は少ないと説明。「これまで取引のあった生産者や卸業者に感謝する」と話した。

28日で取引を終了した有明青果市場=島原市