メクル第348号 城下町彩る ひな人形 島原「ひなめぐり」3月10日まで

2019/02/24 [10:20] 公開

 春の訪(おとず)れを告げる「島原城下(じょうか)ひなめぐり」が長崎県島原市で開かれ、島原市民や観光客らでにぎわっています。島原城や商店街など島原市内100カ所以上に計約3千体のひな人形が飾(かざ)られ、3月10日まで楽しめます。

 城下町を華(はな)やかに彩(いろど)り、歴史ある島原の魅力(みりょく)を感じてもらおうと、実行委が毎年開いています。

 主会場の島原城観光復興(ふっこう)記念館(城内1丁目)にはひな人形を約千体展示(てんじ)。2月2日の初日は、長崎県立島原商業高の弓道部員10人が男びなと女びな、三人官女、五人ばやしにふんして登場し、集まった子どもたちを喜ばせていました。

 きらびやかな七段(だん)飾りのひな人形を楽しそうに見ていた同市立第一小4年の森崎(もりさき)愛海( まなみ )さん(10)は「ちっちゃくなって、私(わたし)もおひなさまになりたい。古い人形もいっぱいあって楽しい」と話しました。

ひな人形を見る子どもたち=島原城観光復興記念館