【平成の長崎】日本吹奏楽コンクール 山里中が長崎県勢初の金賞

2019/03/03 [00:00] 公開

 「第64回全日本吹奏楽コンクール」(全日本吹奏楽連盟など主催)中学校の部が22日、名古屋市で開かれ、県勢として初めて出場した長崎市立山里中吹奏楽部が金賞に輝いた。受賞報告会が24日、同市高尾町の同校(増山順子校長、488人)であり、全校生徒と喜びを分かち合った。
 生徒、教職員、保護者らが拍手で迎える中、部員47人が賞状やトロフィーを手に体育館に入場。部長の佐々田悠矢さん(15)=3年=らが「応援してくださった全ての方々のおかげ」とお礼を述べた。増山校長は「学校の誇り。全校生徒の励みになった」とたたえた。
 続いて顧問の加藤賢紀(たかのり)教諭(45)の指揮で、受賞曲「『イーストコーストの風景』より」(ナイジェル・ヘス作曲)を演奏。多彩なサウンドで米東海岸の風景を表現すると、大きな拍手が湧き起こった。加藤教諭は「生徒たちには、のびのびと失敗を恐れずやろうと伝えていた。長崎の新しい歴史をつくってくれた」と成長を喜んだ。
 コンクールには全国11支部から選ばれた30校が参加し、山里中を含む8校が金賞を受賞した。県勢の金賞受賞は高校、大学など全部門を通じて初めて。
(平成28年10月25日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

報告会で金賞受賞曲を演奏する生徒たち=長崎市立山里中