【平成の長崎】うきうき日本文化体験 韓国の大学生民泊体験

2019/02/25 [00:00] 公開

 韓国の大学生84人が南島原市内の家庭で、1月30日から2泊3日の日程で民泊を体験。在韓日本大使館が選抜した学生が1月26日~2月4日に東京や長崎県、京都、大阪両府でさまざまな体験をする内容で、外務省のアジア交流事業の一環。
 農林漁業体験民泊を進める南島原市では、初日に南島原ひまわり観光協会が市の概要を説明。学生3~4人ずつが受け入れ家庭23軒で、イチゴの収穫や五右衛門風呂での入浴をし、茶わん蒸しなどの家庭料理でもてなされた。
 同市西有家町の無職、寺田國博さん(73)方では、日本舞踊の師範で妻の道子さん(70)が踊りを指南。稽古場で着付けをしてもらった学生4人は、唱歌「浜辺の歌」に合わせた手足や扇子の所作を教わった。韓国ソウルの国民大学2年、クォン・ヌリさん(21)は「韓国舞踊にも興味があるので、日本舞踊を踊れて楽しい。ソウルと違い南島原は星空や海、山がきれい」と話した。
(平成28年2月1日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

寺田さん(左手前)から日本舞踊を教わる着物姿の学生4人=南島原市、寺田さん方の稽古場