ギネス世界記録達成! 巨大リース 五島市民が挑戦

2019/02/18 [00:10] 公開

 長崎県五島市で17日、「世界最大のリースづくり」に挑戦するイベントがあり、成功してギネス世界記録に認定された。市内の小中学生が事前に折り紙で作ったツバキの花を、当日参加した市民122人が土台に貼り付けて制作。これまでの記録を37センチ更新する直径6.51メートルのリースが完成した。
 市内に二つの構成資産がある「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を記念し、市世界遺産登録推進協議会(岩村進会長)が企画。完成したリースは分割し、奈留港や福江港のターミナルビルなどで展示する予定。
 挑戦した記録名は「最大のリース(人工)」で、これまでは2017年に福岡市で作られた6.14メートルが最大だった。記録達成の条件は、リースの幅が40センチ以上であることや、土台が隙間なく飾りで覆われていることなど。飾りのツバキは全市立小中学校などに制作を依頼し、約1万1200個を用意した。
 会場の市中央公園市民体育館(三尾野町)では、午後2時半に作業がスタート。参加者は、ツバキの花をアルミ複合板製の土台の上部や側面、裏面に隙間なく貼り付けていき、約1時間10分後に完成。公式認定員が審査し、記録達成が認められた。岩村会長と野口市太郎市長が認定証を受け取り、野口市長は「みんなで力を合わせ、世界記録を成し遂げたことが成果だ」と喜んだ。

ギネス世界記録を達成し、喜ぶ市民ら=五島市中央公園市民体育館
土台が見えないように、折り紙のツバキを丁寧に貼り付けていく子ども=五島市中央公園市民体育館