ボート日本代表 諫早・本明川で強化合宿 17日まで

2019/02/12 [10:05] 公開

 ボートのシニア、U23日本代表の強化合宿が7日、長崎県諫早市の本明川ボート練習水域を拠点に始まった。代表レベルの合宿が同水域で行われるのは初めて。

 昨年12月に招集された代表選手28人とコーチ陣8人の計36人が参加。17日までの11日間、諫早市内に宿泊して、本明川の長い直線水域を生かした漕ぎ込み、トランスコスモススタジアム長崎での筋力トレーニングなどを中心に練習を続ける。

 9日は午後から本格的な乗艇練習を開始。シニア選手は午前中、陸上トレーニングマシン「エルゴメーター」などで汗を流した後、午後から約1時間半、乗艇練習で約15キロの距離を漕ぎ込んだ。

 2016年リオデジャネイロ五輪に出場したシニア女子の冨田千愛(福井県スポーツ協会)は瀧本日向子(明大)とダブルスカルで出艇。練習後は「橋桁などの障害物がなく、ここまで長い直線水域は日本にはなかなかない。漕ぎに集中できる環境なので、いい感覚をつかみたい」と手応えを口にした。日本オリンピック委員会(JOC)の長畑芳仁ボート強化委員長は「合宿環境はイメージ通り。コーチ用モーターボートの手配など、環境を整えてくれた長崎のボート関係者のみなさんの協力に感謝したい」と話していた。

長い直線コースで練習に励むシニア女子の瀧本(明大、右)と冨田(福井県スポーツ協会)=本明川