【平成の長崎】イオン系が土地購入 長与・榎の鼻開発の商業区域

2019/02/10 [00:00] 公開

 長崎県西彼杵郡長与町高田郷と嬉里郷にまたがる「榎の鼻」地区(ヴューテラス長与 北陽台)開発事業で、商業区域の土地4.1ヘクタールのうち3.1ヘクタールをイオンタウン(本社千葉市)が購入したことが12月5日までに分かった。
 地権者らでつくる長与町榎の鼻土地区画整理組合(一瀬一徳理事長)と11月28日付で、土地売買契約を結んだ。
 イオンタウンはイオングループ企業の一つ。スーパーマーケットなどの核店舗を中心に、複数の専門店、駐車場を備えるショッピングセンターを全国に展開する。同社側は出店の意向を明らかにしていないが、実現すれば、県内では佐世保市のイオンタウン早岐に次いで2カ所目となる。
 同開発事業は、町が決定した地区計画に基づき、商業区域のほか▽病院など公共施設の区域(4.2ヘクタール)▽住宅区域(11.5ヘクタール)▽住宅と小規模店舗の区域(2.8ヘクタール)-を整備。町が建設を計画する都市計画道路「西高田線」と合わせ機能集約型の街づくりを図る。
 同組合によると、公共施設区域に入る病院などは選定・交渉中。住宅区域の一部で第1期分譲をほぼ終えている。
(平成25年12月7日付長崎新聞より)
 ◇   ◇   ◇
【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

榎の鼻地区の造成工事=長与町