世界的クラシック・ギタリスト、山下和仁さんが死去…長崎市出身の64歳

長崎新聞 2026/01/29 [11:10] 公開

山下和仁さん

山下和仁さん

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長崎市出身の世界的クラシック・ギタリスト、山下和仁(やました・かずひと)さんが24日午後2時23分、病気のため東京都で死去した。64歳。自宅は長崎市。葬儀は家族葬で行った。喪主は長女紅弓(こゆみ)さん。
 8歳から「長崎ギター音楽院」創設者の父亨さんに師事。15歳で日本ギターコンクール(現・東京国際ギターコンクール)で優勝。16歳で、パリ国際ギターコンクールなど世界3大国際ギターコンクールにいずれも史上最年少で1位となる快挙を成し遂げた。
 レパートリーは広く、オーケストラ用の大曲や難曲をギター用に編曲し、ギター1本で演奏。その超絶技巧と表現力が高く評価され、世界各地でソロリサイタルを行い、数々のオーケストラ、ソリストと共演した。
 オリジナル編曲「展覧会の絵」でドイツ・レコード賞を受け、CD「黎明期の日本ギター曲集」は1999年度文化庁芸術祭大賞を受賞した。これまでに発表したレコード、CD、DVDは100作品近くに上る。
 世界各地の民族音楽を研究し、作曲家とも交流を深めた。長男は同音楽院長の山下光鶴さん。