「アジアを代表する30歳未満」に長崎大出身の28歳選出! ベンチャー企業CEO、水産養殖飼料を生産

長崎新聞 2026/06/03 [11:35] 公開

橋爪海さん

橋爪海さん

大きい写真を見る
アジア太平洋地域で各業界をけん引する30歳未満を米経済誌「フォーブス」が選出する「30アンダー30アジア2026」の1人に、長崎大発のベンチャー企業「Booon(ブーン)」(長崎市)の代表取締役CEO、橋爪海さん(28)が選ばれた。食品廃棄物を再利用し、水産養殖飼料を生産する循環型の経済モデル開発で注目された。

 この企画は、業界を変革し、新たな視点を生み出す30歳未満の起業家やリーダーらを毎年発表する。今年は約4千件の推薦から、10部門で30人ずつ計300人が選ばれた。フォーブス・ジャパンのウェブサイトによると、日本人または日本を拠点とする人の選出は32件だった。

 橋爪さんは、教育・ビジネス分野で抜本的、持続的な変革を促した「ソーシャルインパクト部門」に入った。長崎大経済学部出身で、2022年にブーンを設立。食品加工工場や農場から回収した食品廃棄物を用いて、ミルワームと呼ばれる昆虫を育成し、水産養殖の飼料として提供する技術開発を進めている。

 水産養殖の飼料には主に魚粉が用いられるが、ミルワーム由来の飼料に移行することで、価格高騰や輸入依存の課題解消が期待できる。また環境負荷の低減、養殖魚の免疫向上のメリットもあるという。

 橋爪さんは取材に「アジア全体で水産物需要が伸びている潮流を見据えながら、まずは九州でビジネスモデルを確立したい」と話した。