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TopInterview

リーダーが語る、長崎のその先の風景。
地元経済のけん引役となる各界の皆さんは“長崎のその先の風景”をどのように展望し、さらには描いていくのでしょうか。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

長崎県土地家屋調査士会

会長

船津  学

長崎県土地家屋調査士会船津  学

所在地 長崎市桜町7-6-101

電話 (095)828-0009

長崎県土地家屋調査士会

会長

船津  学

建物をデータ化し後世に残す

 土地家屋調査士とは、土地や建物を調査・測量する専門家のことです。国家試験合格率6%という難関ながらも、長崎県内には約200人が在籍しています。法務局に備えられている地図や資料に基づいて、現地の土地や建物の状況を隣接所有者の立ち合いのもと行い、表示登記の申請手続きを代行しています。
 昨年は、1950(昭和25)年の制度制定から70周年という節目の年でした。記念事業の一つとして実施したのが、新しくなった諫早駅の3次元(3D)測量です。
 高性能の3Dスキャナーを使用し、建物全体の3次元データを作成。光での観測は対象物に触れることなく実行でき、設置箇所の過重負担も最小限に抑えられる上、誤差はミリ単位以下。数値として記録できることにより大規模な構造物でも距離などの測定、画像の作成・編集も可能になりました。
 また、データ化することで、コロナ禍により現地での土地の境界線や構造物の所有確認が困難になった中でも、現場で対面することなく対応できるという利点もありました。
 そういった流れから長崎県と長崎市、諫早市、島原市、大村市では「大規模災害復興支援協定」を結び、災害時の罹災証明の発行にも協力。県内にとどまらず、九州内でもこの協定は結ばれることになりました。救援物資を送ることはもちろん、要請があればすぐに対応できるように準備をしています。
 近年、多発する大規模災害や重要文化財の倒壊といった状況の中、構造物を立体的にデータ化することで防災や減災、復元・復旧に活用できると期待されています。

 

出身校/佐世保西高校

好きな言葉/杭を残して悔いを残さず

健康法/早朝ジョギング、ゴルフ