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TopInterview

リーダーが語る、長崎のその先の風景。
地元経済のけん引役となる各界の皆さんは“長崎のその先の風景”をどのように展望し、さらには描いていくのでしょうか。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

龍美会

理事長

高橋 桂子

龍美会高橋 桂子

所在地 諫早市福田町2366-1

電話 (0957)23-3021

URL 企業ホームページ

龍美会

理事長

高橋 桂子

老人ホームは「人生の宝船」

 昨年は、長崎新聞創刊130周年記念事業として開催された脚本家・倉本聰先生の講演会に特別協賛させていただきました。一流文化人の貴重な言葉を届けるお手伝いをすることで、地域の皆さまへ少しでも恩返しができたならば幸いです。

 さて、1977年に父が立ち上げたこの社会福祉法人は、今年9月で創立43周年を迎えます。初めは手探り状態。当時先進的な福祉モデルだったスウェーデンを訪ね、浴槽や食事用品、ベッドまで良さそうなものは何でもまねをして取り入れ、ここまで来ました。

 近年、ホテル以上に整った福祉施設も少なくありません。私どもの施設は小規模ですが、それゆえ、一人一人の個性を知り尽くし、寄り添った細やかな介護が信条です。食事一つとっても、お米は農家から仕入れて自家製米、野菜は障がい者施設で栽培した新鮮なものを畑から直送。食の喜びを大切にしています。体の機能を維持できるよう専門家によるリハビリ環境を整えたり、人工透析が必要な人も医療機関との連携や専任の送迎体制を構築して積極的に受け入れています。真から人間が好きでないと真の介護はできない。だからこそ、今年も真摯に現場と向き合います。

 私の友人、作家の瀬戸内寂聴さんの言葉「生きることは愛すること」は、介護の仕事にも通じる精神だと思います。入所、通所される方が「あなたたちに出会えてよかった。ここに来てよかった」と思えるような施設でありたい。「介護は芸術、老人ホームは人生の宝船」です。今後も地域とともに歩んでまいります。

 

出身校/昭和女子大学短期大学部英文科

好きな言葉/一生懸命、光と闇、見えないものを見る

健康法/自家栽培の野菜、散歩しながら雑草や花々と語る