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TopInterview

リーダーが語る、長崎のその先の風景。
地元経済のけん引役となる各界の皆さんは“長崎のその先の風景”をどのように展望し、さらには描いていくのでしょうか。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

湯川王冠

代表取締役会長

湯川 栄一郎

湯川王冠湯川 栄一郎

所在地 佐世保市広田4-2-9

電話 (0956)38-4325

湯川王冠

代表取締役会長

湯川 栄一郎

チャレンジ精神で技術力向上

 スピニング加工(へら絞り)やプレス加工、板金加工といった、金属の複合加工の技術で、半導体製造装置やロボット、産業機械、船舶などの部品を作っています。主な取引先は産業機械メーカーや造船所で、多くは一部上場企業です。

 日本酒や焼酎、清涼飲料水の王冠を作る会社として創業しました。しかし酒屋の売り上げは毎年5%ずつ減っていきました。受注先を開拓するため、九州全域を営業に回りました。その際にスピニング加工を知り、機械を購入して1980年ごろから手掛けました。その後、王冠製造で培ったプレス加工の技術も発展させ、業種を転換しました。

 スピニング加工を手掛ける会社は、九州でも当社を含めて3社ほどしかありません。当社の持つ特殊な加工技術を知り「こういう部品を作ってほしい」と全国から要望がきますが、私たちは「なんとかできないか」と挑戦します。要望の9割は作ることができます。このチャレンジ精神が現在の技術力につながっていると思います。

 2018年12月期の決算では売り上げが20%増える見込みです。来期は人材の確保や育成に力を入れたいと考えています。業容拡大に伴い積極的に社員を採用しており、昨年は10人ほど中途社員を雇用しました。4月は新卒の2人採用を決めています。

 製造現場は「3K」と呼ばれた昔と違い、きれいになっています。大手より中小企業のほうが社員の裁量権は多く、大きな仕事ができることもあるので、やりがいはあります。製造業で身に着けた技術は社員本人の財産になります。こうした現状を知ってほしいです。

 

◎出身校/佐世保南高、立命館大学

◎好きな作家と本/H・G・ウェルズ「タイム・マシン」、「宇宙戦争」などのSF小説

◎リフレッシュ法/ゴルフ、ライオンズクラブ