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TopInterview

リーダーが語る、長崎のその先の風景。
地元経済のけん引役となる各界の皆さんは“長崎のその先の風景”をどのように展望し、さらには描いていくのでしょうか。
企業・団体のトップに、事業の成長戦略や地域活性化への思いなど、年頭所感をうかがいました。

大島酒造

代表取締役社長

長岡 祐一

大島酒造長岡 祐一

所在地 西海市大島町830

電話 (0959)34-5678

大島酒造

代表取締役社長

長岡 祐一

〝幸せ産業〟発展させる年に

 今年は「発展させる年」と位置付けています。2017年に新設した広域営業部の効果もあり、麦焼酎をコニャック樽で熟成させた「529」や、吟醸芋焼酎「磨き大島」の人気が全国に広がっています。「いいものは売れる」との自信と、地元長崎を愛する気持ちを大切にしながら、一歩前に進んでいきたいです。

 「長崎大島醸造」の名称で1985年、旧大島町と大島造船所、商店会、農協、漁協、県下の蔵元が出資する第三セクター経営で誕生しました。地元経済の振興を目的としており、地元にこだわった酒造りを続けています。

 焼酎の原料である、サツマイモや麦は100%、県産を使用しています。サツマイモは西海町の農家や、2ヘクタールを誇る自社畑で栽培。今後は県南や県北の農家にも協力していただこうと考えています。地元で原料を買い、地元にお金を回していく。それが果たすべき重要な役割の一つです。社員にも、この地で作る自信と誇りを持ってもらいたいと考えています。

 そのためには、長く愛してもらえる商品を作り続ける必要があります。経験や感覚に頼った酒造りをするのではなく、データを数値化し管理しようと、16年に「研究開発型酒造蔵」を新築しました。一定品質を目指すのはもちろん、進化する酒造りにつなげています。

 酒造業は〝幸せ産業〟です。特に九州は酒を酌み交わす文化が溶け込んでおり、人間関係の構築に重要な役割を果たしています。「飲んだ人が幸せになってほしい」。その一心で、すてきな飲み物をつくり続けていきたいです。

 

◎出身校/獨協大学、米コーネル大ホテルスクールCPD修了

◎好きな作家と本/北方謙三「林蔵の貌」、佐伯泰英「酔いどれ小籐次留書・密命」、塩野七生「ローマ人の物語」など

◎リフレッシュ法/うまい酒を楽しむ