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TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

シュシュ

代表取締役

山口 成美

シュシュ山口 成美

所在地 大村市弥勒寺町486

電話 (0957)55-5288

シュシュ

代表取締役

山口 成美

農業を通して地域を元気に

 フルーツの里で知られる大村市北部の福重地区。小高い丘にたつ農業交流拠点施設「おおむら夢ファームシュシュ」の始まりは30年前の1996年。ビニールハウスに作った小さな農産物直売所です。翌年、農産加工施設「手作りジェラートシュシュ」を開業すると、新鮮な牛乳を使ったジェラートが評判を呼びました。
 2000年春、約1万5000平方㍍の広大な敷地に誕生したのが現在の施設。直売所には、とれたての野菜や果物が並び、レストランでは旬の食材で作った料理を振る舞っています。農作物の加工から販売までを担う六次産業化の先駆けとして、年間約50万人が訪れています。
 「農家さんが努力して作った農作物を一番おいしい時期に味わってもらいたい。農家さんにとって再生産可能な価格で売ることができたら、やりがいになる。大村を、長崎県を、日本をもっと元気にしたい」。主に施設から2㌔内の農家約200戸からの農作物にこだわるのも、店頭状況が農家に伝わり、短時間で追加出荷できることで収益アップにつながるからです。
 形や大きさなどが規格に合わなかった農作物による加工商品で数々の受賞歴を誇ります。「農作物を売るために工夫したのが加工商品」。ドレッシング、ジュレ(ゼリー)、ジュース、肉味噌など。スタッフの8割を占める女性の視点から生まれた商品です。「気づきをすぐ商品化し、それがスタッフのやる気も生み出している」
 信条は「年中夢求(ねんじゅうむきゅう)」。訪れた人に喜ばれる商品を作り、農家やスタッフと共に幸せを感じられる地域を追い続けます。