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TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

平木工業

代表取締役

髙濵 有志

平木工業髙濵 有志

所在地 長崎市三京町2842-1

電話 (095)850-5000

平木工業

代表取締役

髙濵 有志

大学と連携し新技術確立を目指す

 当社は、加熱と圧力で鉄筋をつなぎ合わせる圧接工事、土木工事、産業廃棄物処理業で高品質なサービスを提供。圧接業では昨年、島原市温水プール、長崎市立西浦上小学校、道の駅251いいもりじゃがーロード(諫早市)など大型構造物で工事を担いました。
 さらに圧接と産業廃棄物処理の両分野で、東京科学大学の教授らと連携する取り組みを始めました。圧接では鉄筋同士を接合するために加熱する際、現在はアセチレンガスを使っていますが、二酸化炭素の削減効果が高く、加熱時に職人の体感温度も下げられる代替ガスを求めており、同大学教授の知見を借りて模索。代替ガスに合った工法の研究や鉄筋コンクリートの強度検証にも取り組む方針です。これらが実現すれば、二酸化炭素の削減や職人の負担軽減につながり、負担が減れば、次世代の職人の採用と育成にプラスの効果が出るとみています。
 産業廃棄物処理の分野では東京科学大学と九州大学の教授らと連携し、プラスチックの新しいリサイクル技術の確立を目指します。国内資源の循環活用が重要視される中、複数の素材が混ざったプラスチックや、長崎県に多い海洋プラスチックの効果的なリサイクルを目指し、中長期的に取り組みます。産業廃棄物処理業と言うと「捨てる」イメージを持つ方も多いと思いますが、集めた物を原材料としてよみがえらせる「資源製造業」へ業態変革するのが目標です。
 当社では昨年、近隣の保育園や自治会の見学が増えました。引き続き、リサイクルの工程などを知ってもらうため、見学を希望される方を受け付けています。