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TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

ひぐちグループ

代表取締役社長

樋口 益次郎

ひぐちグループ 樋口 益次郎

所在地 西彼杵郡時津町左底郷1650-4

電話 (095)801-3366

ひぐちグループ

代表取締役社長

樋口 益次郎

100年に向けた変革必要

 昨年10月に創業75周年を迎えました。AI(人工知能)やロボット化が進む今は産業の変革期。当社も企業としてのあり方を見つめ直し、100年企業に向けた変革の必要性を感じています。これまで以上に社員が活躍できる場を創出し、個々の力を引き出す「社員との共創」を大切にしたいと考えています。
 ひぐちグループらしさには、こだわりたいですね。「儲かればいい」ではない信念があります。飲食業や遊技業などの当社の事業で提供する価値を「おいしい」や「勝ち負け」だけでなく、例えば「食を通した思い出のひとコマ」や「夢中になれる時間」などと再定義し、お客さまが「価値がある」と感じて対価を支払う「投げ銭」の感覚を大切にしています。
 少子高齢化や人口減少など県内の経済・産業がシュリンク(縮小)していくことに、企業自らが危機感を持って行動することが重要。西海市大島町に計画されている複合施設にレストランの出店を決めたのもそういう思いからです。採算だけを考えれば難しい挑戦かもしれませんが、地域にプラスになる事業であれば「どうやったら成功の確率を上げられるか」を考えたいです。若い人たちが、そこでのアルバイト経験を通して、地元に愛着を抱いてくれたら、一度県外に出たとしてもUターンのきっかけになるかもしれません。
 人材確保と物価高騰に対応するため、昨年は社員の給与を11・8%引き上げました。これからも「優秀な人材に選ばれる企業」を目指していきます。業界のことを尋ねるならまず相談される「オピニオンリーダー」でありたいですね。