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TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

長崎県土地家屋調査士会

会長

山口 賢一

長崎県土地家屋調査士会山口 賢一

所在地 長崎市桜町7-6-101

電話 (095)828-0009

長崎県土地家屋調査士会

会長

山口 賢一

測量技術を活かし社会に貢献

 私たち土地家屋調査士は土地や建物の登記申請手続きを代理で行ったり、土地の境界を確定させたりする業務を通し、依頼者の貴重な財産を将来にわたって安心・安全に守るのが仕事です。災害復興でも私たちが担う役割は少なくありません。法務局の地図作成事業はその一つで、衛星データなどを活用しながら精度の高い地図を制作中です。この地図があると、災害で崩れてしまった土地の境界を復元させることが可能で、復興の足掛かりになります。また、長崎県をはじめとする各自治体と災害復興支援協定を締結。災害発生時に土地・建物に関する相談に応じたり、罹災(りさい)証明書の発行を支援したりする体制を整えています。
 このように土地家屋調査士は社会貢献度の高い仕事ですが、他士業と比べると認知度が低く、若者の成り手が少ないのが課題です。現在、県内の小・中・高校で出前授業を行い、実際の測量機器に触れる体験や、運動場の広さを測る授業を通じて、仕事の面白さを感じてもらうPRを続けています。近年の測量はドローンや3Dレーザースキャナーなどを多用するため、最新技術が好きな子にも興味を持ってもらえるのではないでしょうか。金融機関では不動産取引での知識向上の手助けになるような研修会も開催。6年前からは諫早支部を中心に、「いさはや灯りファンタジア」に協賛しています。灯明地上絵の復元作業に協力しており、私たちの測量技術を地域のイベントに活用しています。今後もこうした地域貢献を積極的に行い、県民の皆さまに信頼される団体を目指していきたいです。