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TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

長萠産業

代表取締役

山田 耕大

長萠産業山田 耕大

所在地 長崎市伊勢町3-13

電話 (095)822-8529

長萠産業

代表取締役

山田 耕大

食卓を支える世界屈指の栽培技術

 江戸時代に来航していた唐人船の航海で、乗組員たちのビタミン源を支えていたのは船底の薄暗いスペースで栽培されていたもやしでした。それを19世紀の半ばに長崎の先人が教わったのが日本のもやし栽培の起源とされています。
 当社が創業したのもその頃で、1963年に現在の長萠産業株式会社になりました。国内で最も歴史の古いもやし製造会社です。
 もやしは、低価格が大きな特長の商品なので、他の野菜の値段が上がると売り上げが伸びる傾向があるのですが、天候不順や台風被害がなく、野菜の価格が比較的安定していた昨年も変わらず手に取っていただいた印象です。高水準の生産・出荷が続いています。
 発芽から出荷まで10~12日、消費期限は製造日から3日間という足の早い商品です。工場では出荷日近辺の需要を緻密に予測・逆算しながら生産量を調整します。低価格でも利益が出せるよう進化を続けてきました。世界屈指の技術で食卓を支えています。
 通常の商品のほか、九州各地のブランド野菜と一緒にパッケージ化した時短食材の商品化などにも力を入れてきました。スーパーの店頭で自社製品に手を伸ばしていただく姿を見ると、駆け寄ってお礼を言いたい衝動に駆られます。
 社内的には、新しい人事制度が3月から本格的に始動します。外部のコンサルタントの助言も受けながら「属人化している仕事がないか」などの視点で業務の効率化と総点検も進めています。
 モットーは「現状不満足」。売り上げがあること、利益が立っていることに安心することなく、変化を続けていきたいと思います。