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TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

石原和幸デザイン研究所

代表取締役

石原 和幸

石原和幸デザイン研究所石原 和幸

所在地 長崎市三原2ー26ー11(長崎事務所)

電話

石原和幸デザイン研究所

代表取締役

石原 和幸

長崎は花と緑で変わる

 庭園デザイナーとして昨年も世界10カ国ほどの庭造りに携わるなかで、長崎は出島や被爆地などの歴史から良くも悪くも世界中の人が知る地域だと改めて実感しました。長崎の人には世界に知られている地域だと自信を持ってほしいと思います。
 長崎の住宅の多くが斜面地に建っており、特に高台の方は移動が大変です。しかし、見下ろす景色は世界に誇れる絶景です。昨今、高台の空き家が増えていますが、私はチャンスと捉えて、空き家を買い取ってリフォームし、現在5組の移住者に貸し出しています。 原爆投下後、70年先まで草木は生えないと言われていた長崎ですが、花と緑の聖地になることが、人を呼び込み、経済効果を生む武器になると考えています。以前、ハウステンボス内の造園や神奈川県鎌倉市の長谷寺の植栽に携わった際、来場者が増えました。昨年は大阪・関西万博のパビリオンの一つサウジアラビア館の装飾を手がけ、200万人以上が来場しました。花と緑で人は来るのです。 長崎市花でもあるアジサイは、斜面地に植えると立体的に見えます。長崎市三原町にたくさん植えて美しい景観を造り、移住者を増やしたいと考えています。
 長崎にいながら国内外の仕事ができる若い世代を育てたいと思い、2023年から県立鳴滝高校の生徒を、世界最高峰の造園コンクール「チェルシーフラワーショー」に同行させています。世界を見て体験することで、自信が付き行動力が生まれると信じているからです。今後も世界を見る機会を提供していきたいです。