長崎新聞トップ

リストから探す

インタビュー協力:

閉じる

TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

有田工業

代表取締役社長

有田 一彌

有田工業 有田 一彌

所在地 諫早市貝津町1769-1

電話 (0957)25-1588

有田工業

代表取締役社長

有田 一彌

100年へ 見つめ直す1年に

 1954年に創業し、72年目を迎えました。主力事業は鉄をさびから守る金属表面処理技術「溶融亜鉛めっき」。九州2位の生産量を誇り、県内では唯一の専門メーカーです。塗装事業や製作事業も生業とし、信頼に基づく100年企業に向かって、創業の精神に立ち戻り、ゼロから見つめ直す1年となります。
 元々、造船から始まっためっき事業は、さまざまな分野に対象を広げてきました。当社の製品は、鍋冠山の展望台やアミュプラザ長崎新館の駐車場など、身近な場所でも目にすることができます。有機溶剤を使用していない環境に配慮した粉状の塗料を吹きかけて焼き付ける「粉体塗装」も女神大橋などに採用されています。自社で開発して製作とめっき加工を生かしたゴミステーションも年々売り上げを伸ばしています。
 昨年は、運送会社を子会社化し、輸送面でも新たな強みを確立。洋上風力発電分野にも参入し、今年から新たな溶融亜鉛めっきの釜(セラミック製)も稼働。近い将来、新工場建設の構想もあります。
 足元では亜鉛の輸入価格の高騰など悩みもありますが、最優先は「いい人財」の育成と確保。そのためには、魅力ある企業づくりが大切です。例えば、出産や結婚お祝いの金額を大幅に増やしました。若者に向けたSNSの発信にも積極的です。5カ年の中期経営計画は3年目を迎えます。大テーマの「原点回帰」に沿って、信頼に基づき、当社はまだまだ飛躍を続けます。金属表面処理全般、製作で困ったことがあれば何でも相談してください。きっとお役に立てるはずです。