長崎新聞トップ

リストから探す

インタビュー協力:

閉じる

TopInterview

人材育成、革新、貢献—。
国内外の情勢が複数の要因によって激変する今、求められているものは何か。 新たな時代を切り開く県内企業・団体のトップ110人が、2026年の抱負や事業戦略、地域への思いを語ります。

松田久花園

代表取締役社長

松田 英明

松田久花園松田 英明

所在地 長崎市畝刈町1613-251

電話 (095)850-0714

松田久花園

代表取締役社長

松田 英明

観光都市長崎の緑と安全を守る

 街路樹は市民の財産であり、大切なインフラです。真夏の日差しを遮る木陰は、まさに観光都市長崎のオアシス。世界各国が温暖化対策に取り組む中、その役割が改めて注目されています。台風でも倒れない樹木を育てるには、専門家の高い剪定(せんてい)技術と、危険木を見極める確かな眼力が必要です。

 創業は1955年。祖父による切り花や観葉植物の生産販売が原点です。その後、父が池島炭鉱の敷地除草、県民の森造成・開発、松島火力発電所の造園工事などを手がけ、事業を拡大してきました。現在、3代目の私は県内27社で構成する「日本造園建設業協会 長崎県支部」の支部長として、行政要望や奉仕活動を通じ業界発展に努めています。専務の弟は樹木医として、 「街路樹診断協会九州支部」の支部長を務め、地域の安心・安全に貢献しています。

 人材確保が困難な時代、新たな在り方を模索しています。当社は国内人材の採用・育成にこだわり、「選ばれる会社」へ向け改革を推進。風景をデザインし具現化する造園業には、建築や土木とは違った魅力があります。

 今後は公共工事を中心に、指定管理者制度や提案型物件などの受注拡大を目指します。また、中国でのホテル工事や台湾での樹木診断など、海外展開も推進。国内では「グリーンインフラ」の提案や「アーバンフォレスト」の推奨を中心に、普及活動に取り組みます。長崎で培った技術と感性を力に、世界へも『緑の価値』を届けていく。創業からの思いを受け継ぎながら、造園業の新たな可能性を切り開いてまいります。