長崎新聞社の本
「長崎新聞新書シリーズ」のカテゴリーの本

大北電信の若き通信士 フレデリック・コルヴィの長崎滞在記
1860年代後半の長崎には、当時のハイテクであった電信事業を手掛ける有能な若者が集まった。
その中の1人、コルヴィの長崎滞在記を読み解く。
等身大の異文化交流から、高揚する明治維新期の長崎の姿が浮かび上がる。

著者 | 長島 要一 |
体裁 | 新書判、280ページ |
定価 | 1,200円+税 |
ISBN | 978-4-904561-63-8 |

松尾あつゆき日記 原爆俳句、彷徨う魂の軌跡
原爆で妻と三児を失った松尾あつゆきは、その惨状を衝撃的な句に残した自由律俳句の作家である。 本書は、生き残った長女とふたり、絶望の日々を生きる俳人の日記である。
“私の不幸は最悪”“泣くより外ない”人間の極限の心情を赤裸々に綴りながら、現代に暮らす私たちに生きることの意味を問いかけてくる。
芥川賞作家青来有一氏が書いた「発刊によせて」も感動を呼ぶ。

編著 | 平田 周 |
体裁 | 新書判、256ページ |
定価 | 1,400円+税 |
ISBN | 978-4-904561-56-0 |

上海メンタルクライシス 海外日本人ビジネスマンの苦悩
長崎大学大学院・小澤寛樹教授による海外赴任者のメンタルヘルス・リポート。
経済のグローバル化による日本人ビジネスマンの海外赴任は今や常識。国際都市・上海では、家族での移転も多い。ビジネスをめぐる競争はうつ病、アルコール依存を来たし、妻や子供らは異国での暮らしがストレスとなり、うつ病や不登校をもたらしている。
本書では、治療の実情の記録と、海外赴任者向けの心の質問に答える章ももうけ、実用書としての役割ももたせた。
人気漫画「島耕作」を例に引くなど読みやすさに心掛けている。上海に限らず海外赴任に関係する人々必携の書。

監修 | 小澤 寛樹 |
編著 | アンド・メンタル編集部 |
体裁 | 新書判、188ページ |
定価 | 1,200円+税 |
ISBN | 978‐4‐904561‐50‐8 |

「福島原発事故」 内部被ばくの真実
東電福島第1原発事故以降、被災地は放射能汚染の恐怖の中にあり、不安は列島に広がっている。
被災地への偏見や風評被害という悲しい情報も広げた。
長崎大学から福島県立医科大学の副学長になった山下俊一氏ら専門家による座談会での提言と、食品汚染のリポートを合わせた。
低線量放射線被ばくによる健康リスク、すなわち発がんリスクの理解に役立つ一書。

編集 | 柴田義貞(福島県立大学特任教授、長崎大学グローバルCOEプログラム放射線健康リスク制御国際線略拠点 |
体裁 | 新書判 224ページ |
定価 | 1,200円+税 |
ISBN | 978-4-904561-49-2 |

壱岐焼酎 蔵元が語る麦焼酎文化私論
日本の麦焼酎発祥地、壱岐。
クルマを使えば約1時間でひとまわりできるこの島には、7つもの蔵が点在する。
蔵元である著者が、壱岐焼酎のルーツやそれを育む壱岐の自然や歴史などに触れながら「酒は風土そのもの」とあふれんばかりの愛で語る麦焼酎文化論。

著者 | 山内 賢明 |
体裁 | 新書判、224ページ |
定価 | 1,143円+税 |
ISBN | 978-4-931493-86-5 |

軍艦島の遺産 風化する近代日本の象徴
長崎港の南西に位置する「軍艦島」こと端島は、世界遺産級の産業遺構。
わずか0.06平方キロの島にはかつて炭鉱があり、林立する高層アパートには5,000人以上が暮らしていた。
閉山後、廃墟と化した今なお私たちを魅了してやまない。
貴重な海底炭鉱遺産の栄光の歴史や文化的意義を探る。

著者 | 後藤 惠之輔・坂本 道徳 |
体裁 | 新書判、224ページ |
定価 | 952円+税 |
ISBN | 978-4-931493-53-7 |

大村湾 超閉鎖性海域「琴の海」の自然と環境
海に囲まれた長崎県の真ん中に位置する「琴の海」こと大村湾。
全国的にもユニークな超閉鎖性海域という特徴を持ち、環境の変化にデリケート。
プランクトン学者が、大村湾の過去と現在を検証し、実態に迫る。
環境問題に関心のある人はぜひ。

著者 | 松岡 數充 |
体裁 | 新書判、208ページ |
定価 | 本体1,143円+税 |
ISBN | 978-4-931493-51-3 |

感性の絵巻 仲町貞子 作品とその生涯
長崎県有明町出身の作家、仲町貞子。
戦後、昭和初期の文壇に彗星のごとく現れ美しい文体を絶賛された彼女は、わずか10年の創作活動の後、文学界から忽然と姿を消した―。
感性に満ちた珠玉の作品と、幻の天才作家の数奇の生涯をたどる。

著者 | 田中 俊廣 |
体裁 | 新書判、224ページ |
定価 | 952円+税 |
ISBN | 978-4-931493-49-1 |

高校生一万人署名活動 高校生パワーが世界を変える
平和のために自分にできることはなにか。
被爆地長崎の高校生たちが動き出した。
様々な壁にぶつかりながらも集めた署名は既に10万人を超え毎年「高校生平和大使」の手で国連に提出されている。
地道に活動を続ける彼らの思いと活動の軌跡。
平和・協同ジャーナリスト基金大賞、ブックインとっとり地方出版奨励賞受賞。

著者 | 高校生一万人署名活動実行委員会 長崎新聞社編集局報道部 |
体裁 | 新書判、368ページ |
定価 | 952円+税 |
ISBN | 4-931493-41-6 |

草莽のヒーロー 「無名の英雄・渡邉元」と東アジアの革命家
20世紀初頭、激動の東アジア。
中国建国の父・孫文や朝鮮改革派・金玉均ら東アジアの革命家たちを支援し、明治の革命浪人・宮崎滔天が「無名の大英雄」と慕った長崎深堀生まれの炭鉱経営者・渡邉元の生涯をたどる。

著者 | 横山 宏章 |
体裁 | 新書判、240ページ |
定価 | 952円+税 |
ISBN | 978-4-931493-31-9 |
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メール: shuppan@nagasaki-np.co.jp |
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