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【長崎書道会トピックス】福砂屋の習字教室

2020/01/24 [ 10:09 ] 更新

美しい文字が商品の価値を高める

 とある長崎の老舗カステラメーカーで一風変わった書道への取り組みをしていると聞き、現場にお邪魔しました。

 ここは「カステラ本家 福砂屋」の浦上店。閉店後、月に4回ほど社員を対象として書道を学んでいます。福砂屋と書道とくれば、ピンとくる人もいるはず。そう、「のし」です。

トピックス「福砂屋の習字教室」教室風景

教室は落ち着いて墨を磨るところからスタート。
私語がなく静かな時間が流れます。
参加者は所属店舗も年齢もばらばら。
この時間にだけ会える仲間もいます

 「弊社のカステラは贈答品としてお選びいただくことが多く、商品のかがみであるのしには力を入れています。おかげさまでお客様からも好評です」。そう話すのは総務部総務課の田添龍平さん。近年はパソコンの普及で手書きののしの出番は減りましたが「カステラの本家として、カステラ文化(贈答文化)の創造・普及・発展を使命とする」という思いも込められているようです。

 教室の歴史はもう25年ほど。指導者は当時から変わらず長崎書道会師範の三重清園さん。墨や硯、半紙といった道具は会社の支給品。お手本は長崎書道会の書道誌「ペンと小字」を使っています。それぞれのレベルに合わせて課題を変えることができ、昇級昇段で上達も実感できるようで、重宝しているとか。

トピックス「福砂屋の習字教室」指導者の三重清園さん

指導者の三重清園さん。
「皆さん向上心が高くてまじめだから
指導のかいがあります」

 参加者の山田直子さんは「働き始めると習い事の時間を確保するのは難しい。会社で機会をつくってもらえるのは嬉しいし、業務に活かせるからやりがいがある」と話します。三重さんは「書道は自分の身に着くもの。頑張ってほしい」と優しく激励します。

(『ペンと小字』令和2年1月15日発行号より)

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