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チームの中心・有光が8点目 エースがゲーム組み立てる 前半44分、MF川崎の低い弾道の直接FKがポストに当たり、跳ね返る。誰よりも早く反応したのがMF有光だった。体を投げ出す相手DFより先に右足でとらえると、ボールはゴールに吸い込まれていった。 佐野監督が「攻撃の中心。ツボを知っている」と信頼を置くFW。この日は1列下がった2列目にポジションをとった。スピードあるドリブルで相手守備陣を突破。リズムが悪ければ、低い位置まで戻ってボールを受けて動かし、流れをつくってゲームを組み立てた。 ベテランの域に片足を踏み入れているが、今も成長を続け、自分でもそれを実感している。「プレーの幅が広がっている。前はゲームの組み立てなんて考えなかったが、今はかかわるのが好きになった」。それでもゴールは常に意識。この日の得点が、チーム最多の今季8点目となった。 「勝てないとサッカーが変わるのはよくあること。でも、今年ほどブレずにやれている年はない。その上で勝ち点もついてきた」。自分たちのサッカーに自信がある。今はサッカーが楽しくて仕方ないという。 J2アビスパ福岡から移籍し、今年で既に4年目。移籍を考えたこともあるが、「縁があるのかな」と、青とオレンジのユニホームを着続けている。エースとして欠かせない存在となった29歳は長崎で家族も増え、今月末には第3子が生まれる予定だ。 30歳を迎える来年のことは、まだ想像できない。ただ、思いは一つだ。「J2に上がりたい」。背番号「13」が、その目標へと向かうチームの中心にいる。
2010年8月9日長崎新聞掲載
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