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■資金難で「通年参戦厳しい」 リーグなどに報告
【佐世保】県民球団長崎セインツ(佐世保市)の資金難が深刻化、四国・九州アイランドリーグ(IL、事務局・香川県)への今季の通年参戦が極めて厳しいことが11日、分かった。地頭薗哲郎オーナーが同日、ILの鍵山誠最高経営責任者(CEO)やセインツの選手らに現状を伝えたことを明らかにした。
ILは4月3日開幕、四国4チームと長崎の計5チームで運営する。昨季終了後は福岡が資金難から撤退。徳島はメーンスポンサーが資金難から今月末撤退、ILが経営と運営を担い参戦、新スポンサー獲得を図る。リーグ運営の厳しい現状が浮き彫りとなった。
地頭薗氏によると、初参戦の2008年はIL分配金3千万円やスポンサー収入3500万円などがあったが、経費は1億円を超え観客数も伸び悩み3500万円の赤字。昨季は5千万円の赤字だった。
今季は経費約8千万円に対し、IL分配金やスポンサーなどの収入見込みは現状2600万円程度。ILから昨季終了後、融資を受けるなどしており追加融資も難しい状況。前期を乗り切るのも厳しく、最悪の場合、前期途中の撤退もあり得るという。
地頭薗氏は取材に「県内外の企業に出資を募っているがことごとく断られている」と説明。「勝ち負けだけでなく、人材育成や地域活性化、子どもの健全育成のために始めた球団。(リーグの)九州唯一の灯を消したくない。何としても残したい」と述べ、今後も企業回りや後援会組織を通し資金獲得を図るという。
セインツには監督、コーチ、選手計26人が所属。昨季は前期で初優勝、シーズン終了後には選手1人が楽天からドラフトで育成1位指名を受けた。長冨浩志監督は取材に「県民の皆さまに応援してもらうため、しっかり野球をやるだけだ」、松原祐樹主将は「グラウンドで結果を残すしかない」と話した。
2010年3月12日長崎新聞掲載
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