企画「羽ばたけジュニア 2巡目長崎国体をめざして」

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佐世保JTC
卓球に「夢」を追う

佐世保JTCのメンバー
佐世保JTCのメンバー

楽しんで着実に成長

 スマッシュ、バックドライブ、王子サーブ。練習に励む子どもたちは技を決めるたびに、したり顔で「さー!」と声を張り上げる。カメラのレンズ越しに、「卓球が好き」という気持ちがびしびし伝わってくる。

 佐世保JTCは、佐世保市唯一の卓球ジュニアスクール。荒木茂之監督(54)=会社員=が「卓球人口の底辺拡大」を目指して2001年に開設した。モットーは「明るく楽しく夢を追う子を育てる」。現在は5歳から小学6年までの生徒計14人が週2回、同市内の公民館などで汗を流す。

真剣な表情で練習に励む子どもたち=佐世保市、南地区公民館
真剣な表情で練習に励む子どもたち=佐世保市、南地区公民館
 2時間ある練習の前半は、基礎体力トレーニング。荒木監督は「みんなが楽しめるメニューを組む」と気を配る。卓球台の端から端をテンポよく反復したり、ドッジボールなどで遊んだり。楽しみながら、敏しょう性や運動能力を鍛える。

 後半はラケットを持ち、いざ、卓球台へ。4人のコーチが各台につき、一人一人に合わせた配球を数分間ずつ繰り返す。普段はあどけない生徒たちも、ボールを打ち始めると真剣な顔つきに。実際に試合で打つイメージを膨らませながら、一球一球に全力だ。

 ここ数年、県内大会の上位常連チームに成長したが、昨年の全国大会(8月・東京)は予選敗退。その悔しさを知るメンバーが全員残った今年は「全国8強」を目標に掲げる。小田彩歌主将(6年)は「最初は弱かったけど、だんだん強くなってきた。全国で勝ちたい」と29日の全国ホープス大会県予選突破に向けて闘志満々だ。

 そんな子どもたちであっても、14年長崎国体はまだ縁遠い世界なのか。荒木監督は「国体は意識せんで純粋に卓球を楽しんどる。みんなよか表情しとるでしょ」と笑う。好きこそものの上手なれ、というところか。今を本気で楽しむから強くなるのだ。(中島崇雄)

2010年5月26日長崎新聞掲載








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